「勝利」と「プロセス」どちらが重要?

これは永遠のテーマであり答えはないと思うが、俺の結論としては前者。
「勝利が全て」であると考える。

正確に言うと、負けて得ることもあるがその度合いは勝つことに比べて非常に低いと考える。
比率としては、負けて得ることが0.01に対し、勝って得ることが99.9くらい。
感覚的にはこれくらいの差がある。


本当の自信は勝つことでしか絶対に得られない。
自信=余裕。

余裕がなければプロセスが正しくても負けることがある。

余裕とは、心技体(メンタル・ロジック・マネー)で表すことができると考える。
これらは三位一体であり、どれか一つでも欠けていてもダメ。


俺がやっている投資(競馬)の例にすると、仮にプロセスが正しいとしても余剰資金がなかったり、連敗すると疑心暗鬼になって構築したロジックを信用できなかったり、そうしているうちにメンタルが崩れて謎のレースに手を出してしまったり、暴走して負けた分を回収しようするなどの愚かな行為に走り、負の連鎖が発生する。一つのエラーからすべてが崩れていく感じ。

負けて得るものはなにか?
せいぜいロジックのアップデートかメンタルの強さ(笑)くらいのもの。
打たれ強くはなるかもしないが、負けて自信を付けるやつは存在しない。
もしいるとしたらそれは脳が自分を守るために作り出したただの「思い込み」。

上記の例で、「それってそもそもプロセスが正しいと思い込んでいるだけでは?」
という意見もあると思うが、それは確かに正論である。
しかし、プロセスが正しいことを立証するための方法は勝つこと以外に存在しない。
悪魔の証明みたいなもの。だから四の五の言わずまず勝たないといけないのよ。
いわゆる、勝てば官軍負ければ賊軍というやつ。

勝ち方に美学は必要ない。
そんなものは勝ってから考えればいい。プロセスは後からいくらでもアップデートできる。


野村克也氏の名言で「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があるが、短期的にみれば偶然の勝ちは起こりえる。問題は長期的にみたときにどうか。結果的に勝っているなら99.9%必然と考えていいだろうし、負けてたら100%必然の負け。ただそれだけの話であり、あくまで結果ありきの理論だと思う。


勝って得られるものは多い…お金、自尊心、モチベーションも上がる。そして「勝ち癖」がつく。
余裕が持てていない「負け癖」の状態で勝負を挑むと高確率で失敗するということは実体験で痛いほど痛いほど経験してきた。一度勝ちのサイクルに入れてノウハウを獲得してしまいさえすれば後はもう機械的にやるだけ。何事も軌道に乗せるまでの最初が難しいものだ。


一度悪循環に入ると勝ちのサイクルに転換するのは本当に難しい。
負ければ負けるほど逆転が難しくなる。
「勝ち癖」と「負け癖」の差。これは非常にデカイ。
この差は天性(生まれ育った環境も含めて)も関係してくる。

イチローなんかは「勝ちが全てではない」的なことを言っているが、イチローと一般ピーポーを同じ目線で語るのはそれこそスキームがおかしいって話だ(イチローを尊敬してるがここだけは意見が違うところ)。


世の中的には才能のせいにするなというのが日本古来の考え方だがそれは間違っている。
どう考えても才能は重要。
これは別に才能を言い訳にするつもりではなくただ事実を述べているだけ。

1回も失敗しないでストレートでうまくいく人もいれば、1回の失敗で学習してうまく人もいる。
5回くらいの失敗で成功する人もいれば、100回失敗してようやく成功する人もいる。
中には10000回やってもうまくいかない人もいるだろう。
その個人差はデスノートの死神の目のように数値で見えるものではないので実際にはわからない。
途中で諦めるのが先か、もしくは、死ぬのが先かの話になる。

大事なことは才能を自覚してそれにあった戦略を立てること。
(自覚の話をするとまた長くなるので今回は割愛)
バカはそれに気づかないから残念ながら一生バカのままで終わる可能性が高い。これは知能の問題だ。
そういう人間がいるから勝ち組が存在するわけで、見下すのではなく感謝するのが筋である。
(ちなみに知能は後天的に獲得できる。但し、大抵は何かしらの苦労がきっかけになるので幸福度は上がらない)


今から世界陸上の100m走で金メダルを取れって言われたら100%不可能だけど、「競馬で生活できるくらい勝て」くらいの目標なら超えられる壁だと信じて俺はやっている。
というか、昔から好きで何年も情熱をかけて一生懸命取り組んできたこと一つ成功できないような人生なら生きている価値がない。これには相当なサンクコストが掛かってしまっているのは理解しているけど、他に選択肢がないからやるしかない。諦めるときは死ぬときだ。

世の中確実性なんてものは存在しない。地震はくるし、ミサイルが飛んでくるかもしれない。
競馬だって一生続くとは限らないし、俺だっていつまで健康でいられるかもわからない。

だから常に漠然とした危機感や不安と戦っている。
現実的には思ったほど時間がないのだ。成功するのが10年後では正直遅すぎる。
でもだからといって馬が激走してくれるわけではないし、私情とは全く無関係で勝敗は別。
時には焦ってもしょうがないと割り切って別のことでリラックスする方法を練ることも重要。


とにかく大切なのは今やるべきことをどこまでもやり続けることであり途中で投げないこと。
俺の経験上、それはよっぽどの理由があるか自分の好きなことでないと到底続けられない。
そうなると、もう最後に捧げられるのは勝利への執念でしかない。
これだけ色々書いておいてな結局最後は精神論になってしまうが、気持ちが折れたら負け。
ベタな言葉でいうとあきらめたら試合終了だよってやつだ。


投資でも恋愛でも何でもそうだが基本的にゼロリスクはあり得ない。
時にはリスクを背負い危ない領域に踏み込む必要も出てくることもあるだろう。
そのときがピンチでもありチャンス。
勝利をつかみ取り、自信を何度も何度も得ることで「勝ち癖」へと変えていけるかが勝負の分かれ目となる。